2017年12月4日月曜日

抗凝固薬と抗血小板剤

横浜で研究会がありました。
抗凝固薬をどう考えるか?抗血小板剤をどう考えるか?いつまで?どんな種類を?何種類?そんな内容です。
前半は、中村正人先生の御講演、木村一雄先生の座長です。各試験データを重ね合わせて、各試験に対して非常に解りやすい形での御講演を頂きました。ありがとうございました。
後半は、私・吉町が座長で、日比先生、篠崎先生、下浜先生、田邊先生と神奈川でインターベンションを頑張っている先生達とのセッションです。実際のインターベンションを自分達で行い、外来を見て、困った事があれば呼ばれて、患者を夜中まで頑張る医師たちのリーダーとしてご活躍している先生方です。
自分達が勉強し経験したことをベースにして、患者一人一人を見ながら、きっとこれが最高の治療だと思うモノを提供している仲間たちの姿に私はとても嬉しく思いました!
私自身は、最近の風潮=ただガイドラインに照らし合わせて、人の言葉だけで治療方針を判断するのはどうかなぁと常に疑問に思っています。私は、既存のデータや世間の意見に自分の経験と患者を一所懸命に診た結果の臨床力(中村正人先生の言葉です)を加えたモノで判断し、一人一人が違う最高の医療を提供すべきだと思っています。
今日の研究会で仲間たちが、実際の表現や見方は違っても、最大の臨床力をベースにして、トコトン患者を診た上で、内容をよく考えての治療戦略で診療をおこなっているのを感じました。
まだまだ抗凝固薬と抗血小板剤の併用方法は結論は出るはずも無いのですが、しかし、患者さまをしっかり診ているのかどうかが問われる医療が求められているのは確かです。
今日の研究会は、稔りある研究会だったように思います。
ご出席、ご参加いただいた先生方、関係者の皆様方、有り難うございました!

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