2017年12月31日日曜日

今年も一年ありがとうございました。

今年も一年間ありがとうございました。あっというまに過ぎてしまった一年でした。

初めて訪れる地域もありました。外国ではスリランカ、スイス、ドイツと異国を訪れました。日本では鳥取や香川など少し遠い地域や、近くて遠い千葉や茨城、埼玉の一部の地域など、初めての街、初めての出会いも多くありました。
(写真はアルプスの少女であったクララおばさんです。現在はチューリッヒの街で「クララの店」をやっています。本当です。お孫さんは、まさにアルプスの少女クララでした!)
昔からの仲間たちと一緒に治療をしたりディスカッションをしたりする事も多く、楽しくも有意義な時間を過ごさせて頂きました。
いろいろな場所でお話をさせてもらったり、治療をさせていもらいました。感謝しております。また、来年も機会がございましたら是非とも御願いします。
若い先生方が立派に成長していく姿も見ることが出来てとても嬉しく思いました。まだまだダメなヤツは私の仕込み方が悪いからかもしれません….すみません。来年も一緒に向上していきましょう!
全国各地のコメディカルの皆様も、さまざまな環境で所で少しずつ前向きに動き、進歩しています。それを見るのは嬉しい事です。
業界の一番の話題はPPAP/ DRI/ dTRIです。キムニー先生が日本に紹介してから徐々に始まり、この秋くらいから一気に爆発的に拡がっています!まだまだ解らない事ばかりですが、今後少しずつみんなの情報を共有したりスタディを通して解る事がでてくると思います。確実に言えることは患者さまは楽そうだという事です。
個人的には新しいテクニックとして幾つかあります。CTOガイドワイヤーのダウングレードがある程度技術のある先生なら理解でき実現できるワザであることが解ったり(私は昔から得意でよくやっていたのですが…なかなか理解されないことが多かったのです)、それほど使用頻度は高くないにしろCTOのアンテ5Frでガイドワイヤーが通過した際にガッチリとバックアップを取る方法がいろいろあったりり、…その他も解る事もできる事も増えてきています。嬉しいです!
もちろん、良い話しばかりでは無く、大変なこと、悩む事、辛い事もありましたが…。まぁ、人生色々!前向きに考えて解決していきましょう!
プレゼンデータが読めなくなったり、HDが壊れてしまったり、OSIRIXデータが消えてしまったりというコンピュータの調子が悪くなったことも、私にとっては実はかなり大きな出来事でした。復旧しないデータもあるのですが、どうにかします。
来年も大きな変化がありそうですが、何とか頑張ります!
多くの皆様方に支えられ、多くの皆様方とともにやってきた一年間でした。
感謝しております。
今年もお世話になりました。有り難うございました。
みなさま、良いお年をお迎えください!

2017年12月27日水曜日

おつかれさまでした!

非常に熱心な研修医のK先生とも今日でオシマイです。
2ヶ月の間、夜中までたいへんなカテーテル治療を一緒にしたり、ICU/CCUで重症の管理をしたり、患者さんの方向性を一緒に考えたり、新しい器械を使ってもらったり…本当に濃い2ヶ月であったと思います。
今日も、誰でも2秒でradial punctureだろうが、Proximal Parm Artery Punctureだろうができるシステムを、上司の棗田先生を立てながら見事に使っていました。その後の診断カテーテル検査も頑張ってこなしていました!
お疲れさまでした!
いつでもまた勉強にきて下さい!

私も年内・東海大学での通常業務は今日でおしまいです。
明日は青森での外勤で、通常の仕事を納める予定です。

2017年12月26日火曜日

緊急でもRotablator

PCIが苦手なのは、血栓と石灰化です。緊急カテには前者で悩まされる事が多いのですが、ときに後者で難渋します。
突出している石灰化病変が幾つも並んで、それらに挟まれてワイヤーの操作すら妨げるような場合、いくらバルーンで頑張っても勝ち目が少ない場合があります。しかも、そういう症例は多枝病変で、あっちもこっちも厳しい病変が...。

そんなcaseを夜にみんなで頑張りました!(写真はイメージ画像です)
東海大学は、緊急カテをするアンギオ室と普段の待機症例のアンギオ室が違うので、緊急用のカテ室でRotablaorする場合には、システムを運んできてもらう必要があります。
棗田先生の丁寧なアブレーションと、心電図変化が戻るまで待つ忍耐力で、治療はとても上手く行きました。
年末、私には東海大学での最後のPCI & 緊急カテになると思います。
いろいろRotaはじめ沢山のデバイスを快く担いできてくれたME & Nr.の皆様、有り難うございます!

2017年12月25日月曜日

今年の最後のカンファレンス

今日は新患から即入院も多く、また様々小さな仕事もあり、バタバタとした一日でした。
そして、今日は今年の最後のカンファレンスです。初期研修医の先生への教育の難しさを実感する場面もありましたが、逆に上級医の先生達はそれに気がつき対応していたので、少し安心です。
表面上の事ではなく、何よりも基本的な事をしっかりおさえる事が大切です。そして、今すべき事は何だろうと良く考え行動する事が大切です。
今年もあと残すところ僅かです。
気を引き締めて頑張りましょう!

2017年12月22日金曜日

市立宇和島病院 CTO WORK SHOP

市立宇和島病院でCTO治療をさせて頂きました。
松山から車で2時間弱の街です。沢山の偉人が出たこの地で、また治療ができるのはとても嬉しいです。
右冠動脈のCTOです。ちょいと難しい症例でした。
PPAP TRI 5Fr Retroでした。
slender CTO必殺の無敵のバックアップ保持ワザ、レトロ5&5、5Fr CTO分岐ワザ、など駆使しました。バリバリの高圧拡張でもなかなか拡張できない病変でした。
途中、「えっ!?」と驚く事もありましたが、みんなで乗り切りました!
最終的には良い仕上がりであったと思います。
今年も手技が少し長くなってしまいました。申しわけございませんでした。
年末最後の出張カテに、今年のワザの多くを披露することが出来ました。嬉しいです!
楽しい食事会のあと、大木元先生の引率で夜の街を歩いて観光いたしました。
幕末に活躍した偉人の碑、鉄道唱歌を作詞者の記念碑(歌も音も出る!)....中でも、「銅像になるよりもみんなが渡る橋になりたいと」おっしゃった偉人の名前がついた橋には感動です!

大木元先生、大島先生はじめ市立宇和島病院の先生方、講演およびヘルプにいらして下さった金子先生、スタッフの皆様方有り難うございました!またお声をかけてください!

2017年12月18日月曜日

Freedom Summit in Chiba

Freedom Summit in Chiba = Biofreedomの研究会が千葉で開催されました。
私は「なぜ、このステントが出てきたか?」という歴史と理論的なこと、私が思う良い所と悪いところや特徴、入れ方などをお話させて頂きました。
千葉大学の藤本先生は、多くの症例を提示して下さいました。
千葉大学の小林先生は、我々の意見を引き出し、ディスカッションを盛り上げながらも、御自身のご意見も含めてお話されるという素晴らしい名司会ぶりを発揮されておりました。さすがです!
若い先生からは、このステント以外のお話も質問を頂きました。有り難うございました!
おもえば随分昔、cypher safety suimmit in Chibaという研究会で、藤本先生と初めておあいしたのです。なんか、懐かしい感じです。あれから?年、勤務先も立場も違い、ちょいとオジサンになってしまった我々ですが、まぁ、楽しく仕事をすることができるのは変わりません。今後とも宜しくお願いいたします。
小林先生、藤本先生、ご参加いただいた先生方、関係者の皆様方、有り難うございました!
外のイルミネーションを見るとクリスマス・年末を感じます。
残るところ今年も僅かです!
頑張りましょう!

2017年12月15日金曜日

心臓カテーテル検査・治療・看護を少し深く考えてみよう

日総研の雑誌、「呼吸・循環ケア」の特集で ”心臓カテーテル検査・治療・看護を少し深く考えてみよう” というテーマでSCJの仲間たちと共同執筆しました。
何となく流れていく心カテの毎日ですが、少し深く考えて、もう一度見直すことで、少し前進する何かがあるかもしれないと思ったのです。
是非、コメディカルの皆様に読んで頂きたい特集です。

ここで、なんと!お得な情報!
Slender Club Japan Live Demonstration & Annual meeting 2018 in TOKYOにご参加されるコメディカルの方々先着100名さまにこの本をプレゼント!
いかがですか!大盤振る舞いのSCJは!
これだけでお得なSCJ Live 2018です。
2018年4月27日〜29日は品川に集合です!

2017年12月14日木曜日

安藤先生・来青!

年末恒例の(?)安藤先生の青森でのWORK SHOPが開催されました。
見事な戦略とワザでサクサクと治療が行われ、素晴らしい結果でした。
勉強になりました!

その後の講演会では基本的なことから最新の治療までお話を頂きました。

安藤先生、寒い青森にわざわざいらして下さいまして感謝です!
有り難うございました!



2017年12月13日水曜日

飯塚病院WORK SHOP

福岡県の麻生飯塚病院でのWORK SHOPでした。
昨日のレクチャーでは、PPAPとガイドワイヤーのダウングレードの勧めの話をいたしました。
そして、今日はまさにその実践でした。
エコーガイドで血管の位置と大きさを把握して穿刺から開始です。
ガイドワイヤーは柔らかい→硬い→柔らかいと変更し、ワイヤー通過後にRota→バルーン→ステントと良い感じでの流れを診て頂くことができました。
分岐部病変も、modified jailed balloon techniqueで側枝を残しながら治療ができました。
早めに治療が終わりまして、みんなで記念写真でした。
Slender PCIというと、特殊技や特殊デバイスが必要ではないかと思われがちなのですが、そうではありません。地味に基本をしっかりとやると、カテーテルが細くても済むというだけです。今回はそれを見てもらえたのでは無いかと思います。
術者クラスの先生だけではなく、若い先生方やスタッフの皆様の動きがとてもよく、非常に治療のしやすいカテ室でした。素晴らしいです!
稲永先生、堤先生、井上先生はじめ多くの先生方、スタッフの皆様方、飛び入りでご参加いただいた弘永先生、関係者の皆様方、ありがとうございました!

2017年12月10日日曜日

Kamakura Live Demonstration 2017

Kamakura Live Demonstration 2017が開催されました。
齋藤滋先生のsnuffbox punctureから始まり、場内はものすごく盛り上がりました!
齋藤先生は全例distal radial arteryよりの治療です。7Frも入ります!
凄いです!
 こちらは新企画。若手医師とコメディカルの為の座学と日本語ライブ解説。
お客様がすくないとどうしようかと思っていましたが、ほぼ満席!
嬉しい限りです!
 キムニー先生の特別講演です。もちろん、内容はLdTRI !! 勉強になります!
ありがとうございます。

他の多くの外国からの先生方ともご挨拶をできてとても嬉しかったです!
 私も英語での座長、ランチョンの講師、コメディカル座学の座長、コメディカル用のTRIの進歩という講演と、沢山のお仕事をいただきました。
ありがとうございました。
コメコメ倶楽部は最高の集客と盛り上がりでした。なかでも、高橋先生のランチョン、心電図講座は素晴らしかったです!

たった一人のスーパー術者がものすごい勢いで治療をこなしていくスタイルのライブは、日本では(世界でも?)もうこの鎌倉ライブだけなのだと思います。
今年もその鎌倉ライブに参加できましてとても嬉しく思います。
我々もまだまだ頑張らないといけないし、まだまだできる事が沢山あるのかもしれないと再認識いたします。また、鎌倉ライブが終わると、もう年末...。そんな実感も押し寄せてきます。

齋藤先生、湘南鎌倉総合病院の皆様方、NPOの皆様方、ご参加された皆様方、お疲れさまでした!ありがとうございました!いつもこの鎌倉ライブでは、夢のような時間を過ごさせて頂いています。感謝しております!

2017年12月4日月曜日

抗凝固薬と抗血小板剤

横浜で研究会がありました。
抗凝固薬をどう考えるか?抗血小板剤をどう考えるか?いつまで?どんな種類を?何種類?そんな内容です。
前半は、中村正人先生の御講演、木村一雄先生の座長です。各試験データを重ね合わせて、各試験に対して非常に解りやすい形での御講演を頂きました。ありがとうございました。
後半は、私・吉町が座長で、日比先生、篠崎先生、下浜先生、田邊先生と神奈川でインターベンションを頑張っている先生達とのセッションです。実際のインターベンションを自分達で行い、外来を見て、困った事があれば呼ばれて、患者を夜中まで頑張る医師たちのリーダーとしてご活躍している先生方です。
自分達が勉強し経験したことをベースにして、患者一人一人を見ながら、きっとこれが最高の治療だと思うモノを提供している仲間たちの姿に私はとても嬉しく思いました!
私自身は、最近の風潮=ただガイドラインに照らし合わせて、人の言葉だけで治療方針を判断するのはどうかなぁと常に疑問に思っています。私は、既存のデータや世間の意見に自分の経験と患者を一所懸命に診た結果の臨床力(中村正人先生の言葉です)を加えたモノで判断し、一人一人が違う最高の医療を提供すべきだと思っています。
今日の研究会で仲間たちが、実際の表現や見方は違っても、最大の臨床力をベースにして、トコトン患者を診た上で、内容をよく考えての治療戦略で診療をおこなっているのを感じました。
まだまだ抗凝固薬と抗血小板剤の併用方法は結論は出るはずも無いのですが、しかし、患者さまをしっかり診ているのかどうかが問われる医療が求められているのは確かです。
今日の研究会は、稔りある研究会だったように思います。
ご出席、ご参加いただいた先生方、関係者の皆様方、有り難うございました!

2017年12月1日金曜日

第16回北鹿循環器カンファランス

 大学での外来終わって、新しいデバイス導入して、書類書いて提出して、治療にお付き合いして…あわてて移動!秋田県の大館に到着いたしました。
今日は、第16回北鹿循環器カンファランスに参加です。
秋田労災病院の熊谷先生の御講演のあと、私の動脈硬化に関する考え方や取り組みをお話させて頂きました。ありがとうございました!
今回も、けっこう無理な日程だったのですが、お仲間の熊谷先生のご指名とあらばNOはできません!一所懸命駆け付けました!

また、ここ大館は私が初めて月給をもらった街です。そして、私に医者とはなんたるかを教えていた恩師、元祖・厳しいアニキ先生、お仲間の先生たちと過ごし、「医者って良い仕事だなぁ!」と実感した思い出深い土地なのです。
また、それから十数年たって大館を訪問し、恩師と再会し、同僚の仲間たちが大切にする新しい仲間たちとご縁がありました。短い時間であっても良い時間を過ごした想い出の地です。
今回、ここで仕事が出来るのが嬉しくて、感動です。
一所懸命お話させて頂きました!有り難うございました!
お招き頂きました大本先生、佐々木先生、熊谷先生、多くの関係者の皆様方、ご参加いただいた皆様方、本当に有り難うございました!