2015年2月1日日曜日

27th MCIC

Midnight Coronary Intervention Conferenceが郡山で開催されました。
私も参加させて頂きました。
ここ数年、この手の会は少なくないですし、我々の業界は頑張る研究会が大好きです。日本中のこんな会は、郡山のMCICが元祖だとおもいます。。夜遅い時間までずーっと症例検討会です。midnightというからには、真夜中過ぎなければ終われません。症例に関して、熱くお話をする会です。
今日も多くの症例の検討がされました。ご意見番の加藤先生がいろいろなコメントをします。
「レトロ病はダメだ。アンテを大事にしろ!」とか「そもそもの画像の読みがどうかと..」というお話が多いです。
結局は基本をどうするか?というのが大事だと思います。
興味深かったのは「ガイドジラやガイドライナーをディープにいれて解離や血腫が大きくなるのは、カテの先端に大動脈圧がかかるからだ」という旨をおっしゃっておりました。8Fr side holeでそこからサポートカテに入ってくる血圧が先端にかかるという意味なのでしょうか?あとでまたゆっくり考えて見ます。勉強になります。
IVUSの読みの解説や、血栓性の閉塞であった場合にどうするか?なども、ご意見をお話されていました。
勉強になりました。有り難うございました。

CTOの手技はまだまだ情報の共有化が難しいです。
終わったあとに、「チップインジェクションは絶対にいやだー!」という私の意見から、対側造影を取るかどうかという話題をちょいと少しみんなで話し合いました。
某先生は、「アンテからの手技でも順行性に解離を作っているので、アンテからバンバン打つのはよくない。造影によって解離を拡げてしまう!だから対側造影を必ず取るんだと。」とおっしゃっていました。一理あります。
しかし、それは、コルセアやサポートカテを病変に突っ込み、解離を作るということが前提です。それをしないで柔らかいデーパリングワイヤーで、入り口に解離を作らずコソコソいく手技に関しては決してそんなことは無いと思います。
私はツルツルワイヤーでにゅるりんと行く手技にに関しては、順行性の造影で中枢側はそんなに壊れないと思います。ワイヤーが通過したなぁと思わない限りは、あまりサポートカテを閉塞部位の中に突っ込みません。サポートカテを突っ込まなくても、ワイヤーが一度抜けても、ほとんど問題なく同じlumenにGWは入ってくれます=壊れていないという事だと思います。
さまざまな術者の手技があります。その一部だけをもって良いとか悪いとか言うのもおかしい話しです。反省です。...難しいですね。
けっきょく、まだまだ、手技は完全にスタンダード化しているわけでもないですし、情報を共有化もできていないと言う事に成ります。
CTOは奥深いですね。。。

こうして雪の郡山の夜は更けていきます。

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