2014年2月28日金曜日

帰国の一日

帰国は、鄭州→北京→成田と乗り継ぐ予定でした。
朝はゆっくりできるはずでした。
のんびり、メールのチェックをして、時間が余ったら少し街でも散歩してみようかなぁと思っていたところに電話がありました、
「ちょいと早く出かけたい。時間を少し間違えていたので」とのこと。
シャワーだけ浴びさせて頂き、ロビーにおりると…みなさん、顔がこわばっています。
「鄭州→北京便には間に合わない。そして、これからどうやっても北京の便には間に合わない可能性が高い。今日は帰れないかもしれない。」と。
えー?どうしよう。
 電車で北京まで移動?指定席が無いので、立ち席になるか?間に合わない可能性もあり?
車で移動?7時間かかるけど、ギリギリ間に合うか?しかし、一番早くたどり着いて7時間。やはり難しいとのこと。車では間に合わない?
北京の次の便にはどうしても無理そう。
他の都市から移動はできるか?
上海?
車の移動は北京よりも遠い。
鄭州→上海便は?おおっ!取れる!
上海からとりあえず日本に移動すれば!
おっ!
いろいろありそう!
夕方の成田便もあるようです。予約は…あいていました!よかった!
しかし「中国の飛行機はよく送れるから」といわれて、またチョイと困りました。
そもそも、最初のプランでも、北京からの乗り継ぎは1時間しかないので、かなり厳しかったという事も判明!

次の問題点は、上海に移動はいいけれど、上海には二つの空港があり、車で1.5時間から2時間程度離れているということ。同じ空港なのか違う空港なのかの情報が錯綜します。
違う空港でもギリギリなんとかなる判断。
とにかく今日帰れる可能性を求めて鄭州の空港へ移動!
まぁ、あとは成るようにしかなら無いです!
鄭州の街を散歩する予定でしたが...まぁ、車窓からで良しとしましょう!
サヨウナラ鄭州!いつか少林寺を見に行きたいなぁ。

車の中で調べたところ、帰国便も同じ空港という事が判明!
やったー!
 ここまでくれば一安心!
空港到着。
 飛行機のエコノミーがいっぱいだったので、やむなく国内線ですがファーストクラスに登場することに!
カウンターでチェックインすると、専用の方が手に持つ検査場へご案内してくれるのです。豪華サービス!
赤い絨毯も豪華です!
ラウンジまでご案内下さるようですが、なんか照れますよね...。
 昼は、空港の食堂で麺です。
美味しかったです!
さて、期待のファーストクラスは?
革張りシートに、金の刺繍の枕!なんとなくゴージャス!

...しかし、あまり広いとは言えませんし、そんなに座り心地も...すみませんです。
上海につきました。
もう安心。

と、思うとターミナルが違う事が判明。
あくせく歩いて、移動。
上海の空港は大きいです!
やったー!
到着!
 チェックインでまた少しもめていましたが、どうにか解決!
ANA便に乗りました。
日本の匂いがします。
嬉しいです。
しかし、電源が無いシートです。
仕事にならず?

 おおっ!
機内誌でフンドシの締め方を紹介しています。
流石ANA ?!
まぁ、ゆっくりしているうちにあっと言う間に日本!
ただいま〜!
やっぱり日本はいいなぁ。

東京名物の渋滞です!(笑)
しかし、なんとか帰宅しました。

教育や情報の大切さ、デバイスの大切さなどを実感する中国行脚でした。
とても勉強になりました。
中国の皆様にも、情報の提供や治療の提供などもさせて頂きました。それが次につながる何かがあればと願います。
政治の世界では色々もめている日中ですが、人と人とのつながりはそうでは無い部分もたくさんあります。さらに人の命を助ける仕事の私たちにはくだらないしがらみは何も無い事も良くわかりました。
関係者の皆様、有り難うございました。
お留守番をしてくれている仲間たちにも感謝です。有り難うございます。その仲間たちにも、私が見たもの聞いたものを伝えて、みんなで成長できるように頑張りたいと思います。

2014年2月26日水曜日

Henan Provincial People's Hospital(河南省・鄭州)

2014年2月26日
早朝の移動です。
朝ご飯は、空港で。
饅頭。中国らしくて良いでしょ!
こちらは、穀物の名前はわからないけどお粥です。
美味しいかって?
 「おいしい」と書いています。(笑)
 河南省の鄭州市に来ました。
ここは、少林寺などで有名です。
 名物?渋滞。
観光終了です。
あ。 昔泊まったホテルだ!
懐かしいです。
 Henan Provincial People's Hospitalを訪問いたしました。

ここは、なんと6000床以上ある大病院です。プラス増築中であと2000床増やす予定なのだそうです。
街のようです。

ホールも巨大です。医者の紹介が流れています。
 今日は研究会&ライブ形式でやるからとの事でまたビックリ。
院内・カテ室隣に良い感じの研究会が開催できる部屋があり、カテ室の様子が見渡せます。

 高先生のご挨拶からスタートです。

私はまた、CTOを始めるにあたって必要な事などのお話しをさせて頂きました。


こちらの若い女医さんもケースレポートされていました。
カテ室は8つあります!
凄いです!

でも、あれ?
画像が真四角では無い?ちょっと縦長。これでは、ワイヤーのギリギリの挙動のコントロールはつらい?(>_<)
 ここには、Neo’s Light, BMW, Miracle 3, conquest pro, PILOT 150しかワイヤーはありません。親水性コートのワイヤーやサポートワイヤーはありませんでした。
それでも頑張ります。
こじ開けです。
 おおっ!これは懐かしの、インドで使用したステント!
手技を終了後に、高先生と記念写真です。
カテ室の主任看護師さんが「汗をかいているので着替えてもらってから写真ですか?」と言ったところ、高先生は「何を言っているんだ。この術着が我々のユニホームだろう!このまま写真だよ!」とおっしゃいました。かっこいいです!
私の出番は終了ですが、しかし、まだ6症例残っているのでスタッフの皆様は頑張るそうです。
お疲れさまです。
 おみやげをお渡しして記念写真です。
 エレベーターの前で患者さまのお姉さんと奥様に会いました。この人が治療をした人だよと紹介されたところ、お姉さんは「バイパスを避けられた。ありがとう!」と何度も何度もお礼を言ってくれました。奥様は涙をボロボロ流して喜んで下さいました。中国では、気の流れる正中を切ることを嫌うという理由だけではなく、バイパスの死亡率が決して低くは無いという現実があるようです。
適応の一つに、患者さまと御家族の喜びというものもある事を実感いたしました。

病棟も案内していただきました。
個室から8人部屋まであるそうです。
全然ベッドが足りないので増やしていくということです。
 スタッフも写真を指さしてご紹介下さいました。
少ないスタッフで本葉に大変な仕事をされております。
素晴らしいです。
記念品を頂きました。
有り難うございます!
もう夜です。



街はこんな感じです。

さぁ、明日は帰国です。






2014年2月25日火曜日

TEDA International Cardiovascular Hospital(天津)

2014年2月25日
TEDA International Cardiovascular Hospital=天津泰達国際心血管医院は、懐かしくも嬉しい訪問です。
この病院は中国のプライベートホスピタルの大成功を収めている病院の一つです。
院長の劉先生は心臓外科です。1万件/年の心臓外科手術、1万件/年のインターベンションとおっしゃっていました。凄い病院です。
看護師長さん達がお迎え下さいました。嬉しい再会です。
 症例は…えーとこんなにあるの?
 会議室で症例をディスカッションします。今日は10例ほどのCTOです。症例を選んでほしいといわれたので、いつものように、「自分では選べないので順番に並べてくれればどんどんやりますよ」とだけ答えました。

さて、とにかくあけまくりましょう!
ここも日本製のtapered GWは無いのでなかなか苦労しますが、しかし頑張ります!
 お昼ごはんは中国式で美味しいです!
 その最中に、また嬉しい再会!
 お久しぶりです!嬉しいです!
 さぁ、午後も頑張ります!その前にちょいと記念写真。
どんどんあけます。
頑張りました。
流石、この病院では、本江先生の教えもあってIVUSを見ようという意見を現地の先生から言われます。
有り難い事です。

1件は残念ながら通りませんでした。IVUS Guideで8-20でLMTを突くしか方法はないと思うのですが、根性と時間の関係もあり今回はできませんでした。
デバイスの無い中国でのCTOはかなり大変です。ガイドワイヤーはMiracle 3, 6, conquestしかありません。あとはfielder XTとrunthroughだけです。7〜8年以上前に戻ったような印象です。これを思うと舛谷先生の「slender eelはCTOに通るわ〜!」という発見がいかに偉大なことかが解ります!
failure caseのリトライ含めて7件やりました。そして…8件目も!!(笑)

手技が終わって記念写真です。
お疲れさまでした。
有り難うございました!

すっかり遅くなりました。
 終了後の晩餐は劉院長先生がごちそうして下さいました。
「old friend!」と歓迎してもらって嬉しかったです。
 この乾杯です!

客員教授なんだから、もっと顔を出しなさいとは怒られましたけど(>_<)

 おみやげも頂きました!
有り難うございます!
津軽のおみやげをプレゼントいたしました。
もちろん、乾杯が続きまして…ヘロヘロでホテルに戻りました。流石に今日は、天津に泊まりです。