2012年12月31日月曜日

大晦日

大晦日の病院からの風景です。

昨日の夜の当直は大変だったと聞きました...。循環器の患者さまだけでなはなく、...大荒れだったようです。
お疲れさまでした。
病棟は落ち着いております。
よかったです。
ちょっとすると、突然吹雪になっている青森です。

ICUは...重症患者様も沢山いらっしゃって大変です。
大晦日も正月も無くお仕事している医師・看護師・技師のみなさま、お疲れさまです。

さて、今日で今年もオシマイです。
今年はいろいろありました。
多くの方々に出合って一緒にお仕事をさせて頂きました。また、大事な仲間との別れもあり辛い事もありました。
沢山の患者さまに治療をする事ができました。感謝いたします。単純病変からCTO含む複雑病変まで、患者さまの為に治療をするのはもちろんですが、一例一例は自分にもとても勉強になります。医者にとって、患者さまが一番の先生とは昔から言われています。有り難い事です。一例治療をするたびに、反省も沢山あり、また新しい考えもひらめいたりで、益々精進したいと思う次第です。自施設だけではなく、日本中、世界中、旅をさせていただいて、その背景が違うなかでの治療はさらに勉強になります。病変だけではなく、背景を考えた治療をして、なんとか患者さまや家族や、取り巻く病院・スタッフなどの医療環境含めてハッピーにならないかなぁと考える事ができました。残念ながら勝てない病変・病気もありますが、我々なりにベストは尽くしてきました。本当に有り難うございました。なんとなく業務としてお医さん業をしている人達や、”治してやる”とふんぞり返るお医者様たちや、症例を振り返ることが無い立派なお医者様たちにはきっと解らない良い事を、私たちが知っていることはちょっと自慢です。
低侵襲治療に対する医療の重要さを更に深めることもできました。青森でのライブや公開講座、CVITの大きなシンポジウム、アメリカ遠征.....その他、今までのケジメになるようなイベントもありました。関係者の皆様、御協力下さった皆様、チャンスを下さった皆様、....とても感謝しております。本当にありがとうございました。
人の悪意とか嫌らしさも思いっきり目の当たりにする一年でもありました。悪い人は居るモノです!とても残念ですが現実です。自分を悪いと自覚していない人とも沢山出会いました。手を下しているのは自分では無いと思っているのが最悪ですよね。目の前の得になる人に媚び売って、人をおとしめて自分が相対的に上に上がりたいという、人間として恥ずかしい人達と付き合っていた自分が情けなくなりました。
先日、私のお友達がFace Bookに書いていた草枕の冒頭「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。.... 」を実感もいたしました。先人は良いこと書いていますね。
逆に人の善意とか気持ちとか、良い方面をも強く実感する一年でありました。一緒に悩んで、一緒に苦しんで、少しでもみんなで前にすすもうとい仲間たちは、なんて素晴らしいんだろうと思います。いままでの仕事をしてきて良かったなぁとつくづく思います。きっと、間違っていないんだろうと思いました。嬉しくて、有り難くて、感動して涙が出ることも沢山ありました。本当にありがとうございます。感謝しています。
我々は、まだまだ、何事にも力不足なのです。医療に対しても、医学に対しても、職場に関しても、地域に関しても...だから、自分達が正しいと信じていることが、なかなか進まない。苦しい限りです。でも、仲間の善意を無駄にしないためにも、小さな希望と正義をなんとか貫きたいとあらためて思い直しています。
来年も、頑張ります!いえ、みんなで頑張りましょう!
本年は、本当に有り難うございました!
良いお年をお迎え下さい!

2 件のコメント:

aki さんのコメント...

心に響きました。

PTCA5Fr さんのコメント...

aki さま
本年も宜しくお願い申し上げます。
頂いた、たった一言の方が、心に響きます。
無駄な言葉が多い私で申しわけございません。
精進いたします。
今後とも宜しくお願い申し上げます。