2012年6月8日金曜日

母校での講演

今日の夕方は、私の母校の青森高校で講演会をさせていただきました。
私達の知っている、昔の汚い校舎ではなく、綺麗な校舎です。土足では無いんです。玄関も,廊下も、校長室も、図書館も、...全て新しい!キョロキョロしてしまいました。
今日の講演は、医学部をめざす高校生とその父兄さまが対象です。「みんな、勉強して医学部をめざそうね!お医者さんになろうね!」「元気出して、みんなの未来は明るいよっ!」というメッセージです。
なんと!100名ほどのオーディエンス!ビックリです。
内容は、循環器内科の仕事とは、低侵襲治療=Slender Club Japanとは、地域の皆様に提供したいものとは、勉強がいかに役に立つか....などなどです。医者って、大変な所もあるけれど、しかしいい仕事だよと話しました。
決してマジメな高校生とは言えなかった私かも知れません。しかし、一応、一所懸命勉強して、こんな仕事をしています。
高校生時代に勉強したものとして、英語を使うのはもちろんですが、物理や数学をこんなに使っている自分がいます。カテーテルやワイヤーなどデバイスを作るとき、そして、それを使いこなすときや他人に説明するときに、こんなに必要だとは思っても見ませんでした。しかも、それらは、高校生の時の知識がとても大切で、そこをベースに持ち上げたモノだけです。ゼロからのモノなんてありません。
今さらながら、高校の先生に感謝の気持ちがわいてきます。しかも....もっと勉強しておけば良かった!
いろいろな思いを込めながら、講演させていただきました。
高校生の皆様が、真剣に、マジメにお話しを聞いてくださったのも印象的でした。お行儀良いです。笑いどころにはクスッ程度で、みなさま控えめ...。ちょっと寂しい。いや、オジサンの笑いが高校生には通用しなかったのか...(>_<)
終わった後、父兄の数名からご挨拶いただきました。高校の同級生もいました。同級生のご主人もいらっしゃいました。....世間は狭いです。

終了後に、先生方とちょっと雑談させていただきました。
今の高校生の勉強って大変らしいです!先生方のご苦労が忍ばれます。
我々の高校生時代=放置&自由な時代は通用しないようです。ちょっと寂しいです。

この中に、ちょうど30年後に私と同じ立場の人はきっと数名あらわれて、日常業務や研究に忙しい日々を送ることと思います。つまり、いつかは、私を治療してくれる人がこの中から出るということです。青森高校の後輩達、頑張ってくださいね!応援しています!
もちろん、私を治療するときには低侵襲なヤツでおねがいします!

今回の講演の機会を与えて下さった、青森高校の先生方、また医師会の先生方、本当にありがとうございました。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

すばらしいですね。
きっと吉町先生に憧れて、すばらしい医師になってくれることでしょう。

PTCA5Fr さんのコメント...

匿名さま
立派なお医者さんがあの中から出てくれることを期待しています!
年代的に、彼らが私の最期を見取るんでしょうから...(笑)

aki さんのコメント...

母校での講演、次世代への目標になる。とても良いですね。現役のリーダーの言葉には説得力、心を打つものがあります。意を決した生徒さんも多くいたのでは。

PTCA5Fr さんのコメント...

aki さま
後輩達に、なにかが伝わっていれば幸いです。