2011年7月30日土曜日

第30回 CVIT東北地方会

CVIT東北地方会が青森市で開催されました。
西北病院の工藤健先生のご挨拶で開始です。
参加者が少ないのではないかと懸念しておりましたが、….いえいえ、満員です!
椅子を追加で並べても立ち見がいるくらいです。
多くの演題が発表され、ディスカッションされておりました。
当科からも阿部先生が、「LMTのステントが5年間で大動脈に大きく突出してしまった一例」を発表しました。また、MEの伊藤くんと、細井たくみくんが、それぞれNOBORIについて、Eagle Eye Platinunについてを、放射線科看護師のつしまさんが看護師の待機体制についてを発表しておりました。

ランチョン特別講演1は豊橋ハートセンターの木下順久先生です。分岐部についての現在のエビデンスや治療方法、そして問題点を詳細にお話しくださいました。ありがとうございます!
なにより、「東北の皆さんがこうして震災に負けずにインターベンションの会をやっている事に勇気をもらいました。ありがとう。我々も負けられません!」と言ってくれました。嬉しいですね!

 ランチョン特別講演2は兵庫医大の藤井健一先生です。冠動脈病変治療に関して様々なイメージングをつかた問題点を教えてくださいました。ありがとうございます。いつもながらの、素晴らしいプレゼンテーションです。
昨日は飛行機が青森に降りず事ができずに秋田に降り、今日は、自分の患者さまが急変したという事を聞いて、予定を変更して急いでお帰りになりました、すみません、お疲れ様でした。

 コメディカル特別講演は、東京西徳洲会病院の園村恭子先生です。「心カテにおける効果的な情報共有のためのアドバイス」というタイトルでの御講演をいただきました。患者の情報をしっかり共有することで、心カテ業務がスムースに進んでいくというお話しでした。座長の私が仕切る間もなく、コメディカルの皆様からの質問が途切れず、まだまだディスカッションしかったのですが、....残念ですが時間切れです。すみません。
 園村さんは、謝礼をすべて被災地への義援金に寄付してくださいました!素晴らしいです!嬉しいです!

さて、災害シンポジウムが本会でも開催されました。黙祷を行い、亡くなられた方々のご冥福をお祈りした後に、各病院の実情など報告し合いました。
当科の會田先生もシンポジストとして参加しておりました。ちょっと時間が押してしまっていたのが残念です。


夕方まで学会は続きます。興味深い症例も沢山ありました。勉強になりました。
最後までお付き合い頂いた多くの先生方、お疲れ様でした。ありがとうございました。
「まだ災害から数ヶ月の時期にインターベンションどころではないだろう!」というご意見もありましたが、しかし、今回の学会は普段通り、いや普段以上に盛り上がったように思います。震災の影響で完全復興はされていないのも理解してできる限りの支援を行いながら、しかし日々の目の前の患者さまにいかに良い治療を提供するかを考え、悩み、それを多くの仲間たちと分かち合いながら勉強していく為の学会はやはり必要なのではないかと実感いたしました。
工藤健先生、西北病院の皆様、本当にお疲れ様でした!
今日はゆっくり休んでください!

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