2011年6月20日月曜日

エコーガイドのSFA/CTO

先日の事です。
「でてる!でてる!」とつい叫んでしまいました。何が?透視がです。

←私の手です。

若い先生へのSFA/CTO治療の指導にエコーガイドをと思って、エコーを持ってきたのです。そして、慣れない私のエコーでどうにか見てもらって手技を進めてもらおうと思いました。
まずは、SFAを出すのが大変。結局途中まで入れたワイヤーを追って確認するのが一番です。そして、この位置を保持するのが難しく、手がプルプル。
そんな中で、口頭で「ワイヤーをもう少し引いて、こっち向いたら、少しCCWに回して、そうすると画面の上を向くから、そこから違うチャンネルに入って....」と頑張って指導...。
そのうち、なぜか透視が出ていて....「でてる!でてる!」...でした。私の手がこんな風に映っていました。まぁ、せっかくなので透視記録を記念に。(笑)それでも一応プロなので、私は手を逃がすことはいたしませんでしたよ!偉いでしょ!
しかし、この辺で私の手の筋肉が持たなくなり、ちょっと中断。(何がプロだって?)
そんなことをしているうちに、そーっと丹野部長は技師の田嶋さまに電話を入れてくれていたようで....女神様がいらっしゃいました!そして、エコーの設定から何から全てやって頂きました。そして...やっぱりプロの描出は違いますね!
ありがとうございます。おかげさまで、その後はスムースに手技が進みました。

後輩に教えるのは難しいですが、しかし、やらなければいけない事の一つです。しかも、自分が解っている事を口に出して人に解ってもらえるように説明する必要があります。それができなければ、自分が解っていないと言うことと同じです。これも人生の武者修行の一つだと思っています。
手技の修得は、見て盗んで一人で数をこなして...そんな時代はとっくに過ぎていると思っています。見えるモノを論理的にコントロールして確実な手技をする事が大切だと私は思っています。そしてその指導も私の役目かと.....私もそんなオッチャンの歳になってきたと思うと、ちょっと悲しいですが... 。
もちろん、理解できない人、理解しようとしない人、やはり独自で何かをやっていきたい人、頑張っても手が動かない人....いろんな人もいますけど。(笑)

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