2011年4月22日金曜日

Zilverの使用感


Zilverを使わせていただいました。
通過性は...一度使用しただけでは解りません。すみません。普段0.014"を使用している私ですので、以前はワイヤーとステントチップの段差に石灰化などが引っかかることがありました。しかし、0.035"対応システムではなく、0.018"対応システムですので、この段差は少なくなりそうな気がします。
また、SMARTで0.014"ガイドワイヤーを使用すると、ワイヤーポートからの出血に悩まされることがあります。ワイヤーポートにワイヤーが入っても、ガバガバなのでそこから血だらけになるということです。0.018"システム対応であれば、その出血は少ないはずです。実際に、出血は少なかった印象でした。
位置決めするときに、6Frでもしっかりと造影できるのはとっても良かったです。SMARTだとどうしても必要な時にはDSAで造影していましたが、そんな苦労がいらなくなりました。
デリバリーシステムは、昔ながらの内筒固定で外筒を引くパターンです。非常に懐かしく思えるシステムで、久しぶりの使用感でした。シンプルですが、ちょっとだけ慣れないといけないシステムです。なるほど、他の会社がガントリガー式にしたり、ダイヤル式にした理由がわかります。ワイヤーやシステムのテンションをとって、ゆっくり動かしても、ギリギリの位置決めは難しいかもしれません。静的摩擦から動的摩擦に移行する瞬間がグゥッと動いてしまいます。
ステント事態のレントゲン不透過性はSMARTより低いです。要するに透視では薄く見えます。良いのか悪いのかは解りません。
長期成績は....わかりませんが、おそらくSMARTと大差ないように考えています。


やはり、みんなが待っているのはSFA用のDESですね!
待ち遠しいです。日本ではいつ認可になるんでしょうね...。

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