2010年6月12日土曜日

うとう心臓友の会

「うとう心臓友の会」に参加いたしました。
この会は、当院心臓外科の患者様が中心になって作っている会で、医師と患者様が、講演や質問コーナーなどで対話していく会です。
素晴らしいです!
私がは「最新のカテーテル治療」という事でお話をさせていただきました。
適応の拡大としてCTOの話を、再狭窄の低減としてDESの話を、より低侵襲な治療としてTRIとSlenderの話をそれぞれさせて頂きました。
普通の市民公開講座よりも、ちょっと専門的に内容を振って作成いたしました。
しかし、何よりも最近の治療の進歩は、外科と内科が話し合って治療を決めるように成ったこと、情報が日本中・世界中密になったこと、医師・コメディカルそして患者様の全てで治療内容を話し合って決めるようになったこと、この3つだと思います。とくに、最後の、インフォームドコンセントをしっかりすることは大切です。最近では、インターネットの発達で、専門分野以外の医師よりもずーっと知識がある方々も少なくない時代になりました。その中で、医師からの押しつけではなく、医師としてお勧めの治療の根拠を述べて、十分患者様にご理解していただいた上での治療を行う事です。
質問内容も、非常に専門的な事が多かったです。
今後も、私でよろしければ、機会を作って多くの方々にお話をしていきたいと思います。また、病院ではない場所での患者様や御家族からのお話やお言葉はとても勉強になります。患者様よりのフィードバックを大切にして、今後の医療に生かしたいと思います。
御参加いただいた皆様、お疲れ様でした。
このような場を与えてくださった、関係者の皆様にも感謝いたします。ありがとうございました。

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