2010年5月31日月曜日

第一回 Aomori Intervention Conference

第一回Aomori Intervention Conferenceが開催されました。
五所川原市 西北病院の工藤健先生が代表幹事で、青森県の若手の先生方の研究会として発足しました。
青森の研究会、ACT (Aomori Cardiovasucular Therapeutics)とはちょっと違う形の研究会です。
ACTは約10年以上前に私の同級生達がみんなの勉強会として立ち上げた、今まで数多くの先生方にいらして頂いた会です。しかし、私の同級生達はみんな歳を取ってきました(私も?!)。みんな、異なるそれぞれの道を選択して歩いてきています。カテだけが全てではないとある人は病院管理者への道、ある人はリハビリの道、....ある人は青森を離れ新天地へ、ある人は細いカテで海外武者修行の道....みんな、色々な道を歩いています。そんな中での現在のACTは、市民公開講座のベースとしてであったり、mini LIVEのベースとしてあったり、コメディカルの集合の場であったり、もちろん私の考える必要な勉強会であったりという形での存続はいたします。ただ、もっと若い連中が勉強をして、自分の好きな事を話して、....PCIって良いもんだなぁと実感するには、もうひと味必要だと思うのです。
その旨を、私よりチョイと若い世代のリーダーのひとりの工藤健先生と相談したところ、一肌脱いでこの研究会を立ち上げてくれる事になりました。
 司会・座長の工藤健先生。
栄えある、第一回目のゲストは、私の古くからの友人の一人(失礼ながらこのような表現をお許し下さい)、星総合病院の清野先生です。 
 
清野先生のプレゼンテーションは、病院の体制から、日常のPit fallとなりうる多くの症例、Tips & Tricks、などなど、多岐な話題をご提供頂きました。
 いやー、勉強になるなぁ!
やっぱり、清野先生にいらして頂いて良かった!ありがとうございました。
まだまだ、若い連中が控えめでちょっと寂しいのですが、しかし稔りある会であったと思います。
みなさま、お疲れ様でした。
最後の記念写真です。
次の会合には、皆様症例を持ち寄ってワイワイとやって下さい。

....なんか、今後のAICですが、泊まりがけの合宿研究会をという怖い意見もありました。
是非、企画して下さい!

2010年5月30日日曜日

りゅーどー先生

そうそう、もう一人ご紹介!
すでに、ご存じの方も多いかもしれませんが、シニアレジデントの「りゅーどー先生」です。
 甘いものに目がない男です!
 これ、おいしそうに食べています。
カテ室では一番に準備を始め、後片付けまでしっかりやっています。教えたとおりに、使い終わったワイヤーをリシェイプしてみたり、新しいデバイスをみるといじってみたりと熱心に勉強しています。薬や病態に関しても勉強中です。
青森出身ではないのですが、ここに残ってくれるという素晴らしい青年です。
人がどんどん都会に出て行く田舎にとって、どんな職業についても、青森に若い人が残ってくれるという事はとても嬉しい事です。青森県知事がその為に色々なキャンペーンをやったりイベントをやったりしているくらいです。
そして、それが循環器を志す医師であり、当科を選んでくれたという事であれば、なんとか私達の持っているモノを早く吸収して、そしてオリジナリティを持って、立派に一人前になって欲しいと思います。
応援しています。頑張ってね!
カテだけではなく医師としての成長が楽しみです。

...でも、細いカテ塾は厳しいよー!(笑)

2010年5月29日土曜日

新メンバー

そうそう、忘れていたというわけではないのですが、つい紹介をする機会を逃しておりました。
4月からカテ室にMEさんが一人増えました!
わーい。パチパチパチパチ。
昨日の写真の中央。
画像をアップすると。
 こんなにいい男です!
そして、名前は「ほそい」「たくみ」さん!
ネタじゃぁなくって本当に偶然なんです!
まさに、細いカテを扱う当科のMEとしての御名前です!
すでに、カテ室で大活躍しております!
皆様、当院MEのドロップマスター菅原さん共々、御贔屓に今後とも宜しくお願い申し上げます。

2010年5月28日金曜日

横須賀からのお客様

横須賀共済病院よりお客様がお見えになりました。
カテ室見学にいらした野里先生と上石先生です。
すでに、ベテランの先生方ですので、何をお見せすればよいのか....。また、当院は普通の病院ですので、CTOを何件もというワケにも行きません...。
結局、当院の日常を見て頂くことにいたしました。済みませんです。
本日のメニューは、診断カテ(4Fr & 3Fr)5件、PCI (5Fr)1件、EVT 2件、PMI1件でした。
 非常に熱心に御覧頂きました。
たいしたモノがなくて、本日は申しわけございませんでした。
まぁ、田舎の普通の病院ですので、....お許し下さい。
最後にみんなで記念写真です。
 大きなモニターには喜んで頂いたようです。

神奈川のお土産を頂戴いたしました。ありがとうございました。
 大喜び!
ドロップマスターは実は、甘いお菓子マスター?
PMIそっちのけで、鳩と戯れておりました。

横須賀共済病院への乱入をお約束させて頂きまして、お見送りいたしました。

楽しい時間を過ごさせて頂きました。
雨の降る寒い青森にわざわざお越し頂きまして本当にありがとうございました。

2010年5月27日木曜日

3Fr de FFR

3Fr de FFRをしました。
 こんな感じです。
まずは、思った以上に0.014"GWが入った3Frには余裕が無く、カテの圧が上手くなかったです。
しかも...
えっ?
上の写真の位置でプレッシャーワイヤーが抜けません。センサー部の太い場所がどこかにスタックしているのかもしれません。
圧測定後なので、実際にはワイヤーごと抜去すれば問題はないのですが....。

3Fr de FFRは、なかなかハードルの高い技のようです。
何らかの工夫が必要な印象です。

2010年5月26日水曜日

大きなモニターでのEVT

大きなモニターを「だからどうした?」と笑う方もいらっしゃいます。
しかし、実際にやってみるともの凄い効果なのです!
coronaryなどの動くものは、ちょっと気分が悪くなることもありますが、動かないもの=EVTにはもの凄い効果です!
こんなにでかいんですよ!
(画像は、個人の特定ができないように加工してあります。大きさだけをご参考にして下さい。)
どうですか!
とくにsub totalに見える小さなチャンネルをコチョコチョっとやるには最高です。
あまりに病変が大きく見えるので、ワイヤーの先端の曲げをつい大きく作ってしまう若い先生がいましたが、それ以外には問題なし!
ワイヤーの先端の微妙な動きを見ながら、小さなアクションでデバイスを動かせるのはとても良いです。
見えないで何となくやる手技とはワケが違います。

まぁ、そんなところで今日は当直です。
昼食兼夕食はこれでした。
 評価は....
まぁ、カップラーメンってこんなもんでしょうね。
では、まだまだ頑張ります!

2010年5月23日日曜日

いしあたま

私も時にはお友達の影響を受けて本を読みます。
移動の一時だけですが、羽田空港の本屋さんにはずいぶんお世話になっております。
マンガ専門ではありません。(笑)

東可児病院の進先生がこんな事を書かれていました。

私も、こんな本を読んでみました。
この本の冒頭に、「医師アタマ」とは、「世界は正しい事と間違っていることから成り立っている」そして「正しい事は全ての人にとって正しく、間違っていることは全ての人にとって間違っている」という考え方なのだそうです。

うーん。その通り!
我々の業界でも、アタマが硬い人は沢山居ますね!
「いしあたま」にならないように、Slender thinkingで行きましょう〜!

2010年5月22日土曜日

第4回日光TRI研究会

2010年5月22日、第4回日光TRI研究会が、春日部にて開催されました。
今回会長の清水先生よりご挨拶!
ビデオライブ&レクチャーという形式です。
"DES note”の企画はやはり面白いですね。
それぞれの先生の発表の方法も本当に面白い!
楽しませて頂きました。
私はCypherのお話しをさせて頂きました。
コメディカル部門も充実!
ビデオライブの、春日部&自治医科大学の先生方の「○○スタイル」というインターベンションは非常に興味深いモノでした。
 唐原スタイルの一人Rota!
また、齋藤先生の、これまた凄いインターベンションは驚きです!
最後は次期会長の勝木先生よりご挨拶でした。
夜遅くまで懇親会は続きまして、インタベ論議に花が咲きます。
いやいや、みなさまお疲れ様でした。

2010年5月21日金曜日

プレッシャーワイヤー

流行のプレッシャーワイヤーというモノを、私たちもやってみました。
 ワイヤーは0.014"です。
操作性は...普通のワイヤーを使用してトランジットなどで交換するのも良い考えかと思います。でも、まぁ、頑張れば何とか普通の病変にはいけます。
 こんな感じです。
ちょっとした狭窄でも結構低めにでます。
どこかの先生が「これを枝に突っ込めばどんどん症例が増える」と喜んでいたのが解ります。
でも、そんなことをしてはいけませんよね!
び漫性の狭窄では判断も難しいです。分岐部も難しいです。

温度センサーもついているようです。
しかし、現段階で何に使用するのかがよく解りません。
すみません。

みんな興味津々で食い入るように見ています。

細いカテ使用で問題があるのかどうかをメーカーさんに聞いてみました。
全く問題が無いどころか、太いカテの方が問題になるというお話しでした。
(詳しい理論は解りません。すみません。)
4Fr診断カテでも問題はないという事です。
しかし、3Fr診断カテでは報告がないので解らないという事でした。

4Frカテでやってみました。
ひどい操作性です。
しかも数値は...?

細いカテを使用するときの虚血の絶対値として使用できないかと、提案されたことがありました。しかし、世の中のFFR Clubという方々がいらして、その辺がお許し下さるのかどうか解らないねぇという結論で流れてしまっていました。
3Fr〜4Fr診断カテで、FFRがどうなのか教えてください。
FFR、もう少し勉強します。

夜も研究会です。
「青森市医療安全セミナー」でした。
市内の看護師さん3演題がありました。それぞれの病院の問題や安全管理に関してです。 大阪掖済会病院島田健永先生の御講演です。
狭心症〜適格な診断と安全な管理〜という御講演タイトルです。
勉強させて頂きました。
お疲れ様でした。

2010年5月20日木曜日

日本IVR学会

浅草にて日本IVR学会が開催されました。
雨が降って、蒸し暑いです。
 雷門の前を通過。
 会場の浅草ビューホテルへ。
汗だくでした。
放射線科の先生方・技師さんが多く参加する学会です。
今回は、弘前 鳴海病院の野田浩先生が推薦してくださって、日本医科大学千葉北総病院 放射線科の川俣博志の主催でハンズオンのお仕事を下さったので参加下次第です。
私の仕事はエコーガイド浅大腿動脈慢性完全閉塞治療に関してです。

まずは、レクチャーセッションです。
 会場は満員!
司会の川俣先生。
野田先生、私、土屋総合病院の佐藤友保先生がそれぞれレクチャーをいたしました。
 野田先生の大胆な治療のご紹介。
私は地味なエコーガイド。
佐藤先生は、BKのお話し。
CTでのDSAにはかなりびっくり!そんなことができるんだ!
やはり、違う科の先生方のお話を聞くのは得るものが多いですね!

さぁ、ハンズオンです。
 なぜか会場はチャペルです。

ここで、先日「なーんだ?」の答えが!
正解は「エコーガイドインターベンションのシムレター」でした。
固くこしらえた寒天の中にコイル状にしたワイヤーや、実際の腸骨動脈用ステントが入っています。
これをエコーガイドで通過させるのです。
結構難しいんですよ。

当院よりエコー技師の田嶋さんも参加して頂き、エコーの説明や実際のハンズオンにてエコーガイドをしてもらいました。
おかげさまで、もの凄いお客さんの数です!

普段は見ているだけの技師さんや看護師さんには、エコーガイドでなく可視下にてのシムレーター体験もしてもらいました。
 結構難しいのです!
非常に45g相当や90g相当の硬いワイヤーを用意してもらいました。
これをタッチして頂くだけでも、こもセッションの価値があったかもしれません。
皆様、非常に熱心で積極的な御参加をいただきました。
素晴らしいですね!

川俣先生、野田先生、佐藤先生、関係者の皆様、ハンズオンにご協力頂いたメーカー様、本当にありがとうございました。

浅草のお土産はもちろん雷おこしです。

2010年5月19日水曜日

病診連携症例検討会

青森市内にて、第16回病診連携症例検討会が開催されました。
当科と、クリニックの先生方の症例検討会です。
お互いの気になった症例に関しての症例検討会です。
多くの先生が御多忙の中、ご参加下さいました。
ありがとうございました。
当科よりの症例としては、
「Eisenmengerに合併する肺高血圧」
「高脂血症の治療の実際」
「免疫不全症候群」
「閉塞性動脈硬化症の治療指針」
トピックスのミニレクチャーとしては、
「無呼吸症候群と睡眠」
でした。
症例を掘り下げることで我々自身も勉強になりますし、クリニックの先生方とのコミュニケーションもとれるので良い研究会なのではないかと思っています。
今後も継続していこうと思っております。
皆様、宜しくお願いいたします。

お疲れ様でした。

2010年5月18日火曜日

これ、なーんだ?


ズバリ当たった方には豪華賞品プレゼント!
(これに関わった方はダメですよ!)
かなり難しいと思います。ご応募下さい!
クロマトグラフィではありません。
何でできているかという事ではなく、どんなことに使用するものかという事で、当てて下さい!
皆様のコメントをお待ちしております!

正解は、5月20日(木)に明らかになります!

2010年5月17日月曜日

フィルトラップに「ステントブースト!」

相変わらず、「ステントブースト!」と叫ぶ日々です。
お気に入りです。
必殺技みたいで良い感じです!

先日、ライブの懇親会にて全国の仲間達に恥ずかしがらずに「ステントブースト!」と叫ぶことを指導したばかりです。照れずに、大きな声で「ステントブースト!」と叫んでスイッチを押しましょう!

さて、この「ステントブースト!」ですが、こんな使い方も。
 フィルトラップも見えます。
末梢の造影が悪くて、そこがどんな場所かよく解らないけれども、とりあえず末梢保護のフィルターを使いたいときに有用だと思います。
「ステントブースト!」にてフィルターがちゃんと拡張されていれば(たぶん)そこは良い場所。逆にフィルターがちゃんと開いて見えないのであれば、そこも狭窄部位かもしれないので、もう少しフィルターを末梢に入れるべきでしょう。
どうでしょう?「ステントブースト!」
日常業務に威力を発揮できれば良いですね!
しかし、このやり方でフィルターの置き位置に問題があっても私は全く責任をとりませんので、個人の責任で宜しくお願いいたします。