2010年12月31日金曜日

本年もありがとうございました。

今年も、もうお終いです。
みなさま、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
一年間をちょっとだけ振り返ってみました。

多くの方々との出会いもありました。
外国も、サウジアラビアはじめ、ベトナム、マレーシアなど私にとって初めて訪れる国々を訪問させて頂きました。活気あふれる国々は訪問して嬉しい限りです!


砂漠を見ました。
マレーシアです。
必殺技SATAY誕生の地です。
 韓国Yoon先生には何度もお世話になりました。
YangSan Busan University Hospitalも良い感じのカテ室でした!
ここも。radialにこだわる素晴らしい病院でした。
 街にこそっとでて買い食いしているところを見つかりました。
すみません、おなか壊す事が無い私なのでお許し下さい。
ベトナムは若い先生方が積極出来で素晴らしい国でした。
是非、また訪問したいと思います。

シンガポールのVictor先生です。
old friendの松陰先生と仲良く記念写真です!
 韓国は今年何度行ったかなぁ...
すばらしい先生ばかりです!

Changwon Fatima General HospitalのLee先生も良い先生でした!
あこがれのTCTでも、発表させて頂きました。

ワシントンでの仲間達との時間も楽しかったです。
TCTでライブコメンテーターもしました。
感動しました。
もっと英語勉強しないといけませんね....。
日本国内でも多くの施設にて手技をさせて頂きました。また、発表や講演などの機会も頂きました。

KCJLでも治療をさせて頂きました。
また、Play backさせてくださいね!
外病院で1P1G5Frの披露はここが初めてでした!

 仙台も楽しかったです。
和気藹々としたカテ室が素敵です。
 若い先生方にきていただいて、Work Shop in AOMORIも忘れられません。
遠いところ、ありがとうございます。
阿波踊りも踊りました。
楽しかったー!

当科のカテチーム全員での出張でした。
....偉い人に怒られましたけど(笑)
北海道も小樽、札幌、函館、遠軽と行かせて頂きました。
ありがとうございます。

横浜でもお仕事しました。
ありがとうございました。
北陸で林檎を食べている人達を発見!
まとまりのある、良いチームに羨ましく思います!



本当に、北海道から九州まで、あちこち行かせて頂きました。
一所懸命やりました。
皆様に感謝いたします。

Slender Club Japanとしても、飛躍の年であったように思います。

 来年は青森でライブやります。外人ゲストも呼びますよ!
KCJL、小倉ライブなどでも参入予定です。
皆様宜しくお願いいたします。
当院のカテ室もリニューアルしまして、なかなか調子が良いです。みんな、喜んでいます。
少しずつ、みんなも上達してきました。治療も診断も、良い判断をするようになってきました。もちろん、まだまだですけど!(笑)手技は、俯瞰と立体感をもちつつ、もっとmicroに見て、フィードバックを感じながら小さく操作していく事を覚えてくれれば、次のステップに進めるのだと思います。まだまだ、ラフですが、鍛え甲斐があります。頑張りましょう!

そうそう、みんなでママチャリレースとかも楽しかったです!
勝木先生、わざわざありがとうございました!
 スタッフに赤ちゃんが生まれて、わざわざ見せに来てくれたのも嬉しかったです!
 仲間達の結婚も印象深かったです。
しかも、連日の結婚式!

本当におめでとうございます!
目新しい仕事としては、ローカル局ですが、ラジオに2回出演しました。
不思議な世界にはいったアリス状態の私でした。



今年は、私にとっては「人」との関わりを考えさせられる年でありました。
厳しい治療や急患の多さでへたる事は無い循環器科メンバーでありますが(時々疲れていますけど)、しかし、人の悪意の介入には弱い我々です。簡単にへたります。悲しい事です。そのおかげで、みんな自分を守る事ばかりに精一杯になってしまう情けない事態になっています。コソコソと目を盗んで楽をしようとする若い連中をとがめきれない私も情けない所もあります。自分の忙しさと、まぁ、怒ってもしょうがないかとあきらめ感もでてしまい、悲しくなります。
嫌な人もみます。尖閣諸島じゃぁないですけど、他人のモノでも平気で自分の占有権を主張してみたり、無理矢理突っ込んできたりする人もいます。でも、結局は自分のモノではないので責任を持つわけでも、大切にするわけでもありません。また、自分の無力さを他人のせいにして、自分の力をつけるのではなく、他人を攻撃する事で自分の力を誇示しようとする人もいます。困ったものです。関わりたくないです。
仲間達に励ましてもらったり、元気をつけてもらったり、する事も多かった一年でした。本当にありがとうございます。
一方、行脚中に会う若い先生方の元気な力をわけてもらい、まだまだ自分も頑張らなければいけないなぁと思う事も少なくないです。メキメキと力をつけている若い先生方、知識欲にあふれている先生方、1秒でも私たちの手技を見逃すまいと目を皿の様にしながら助手に張り付く先生方….!感動します!
小さなチャンスを逃すまいと頑張っている若い先生もいれば、同じモノを嫌な仕事だとサボったり逃げたりする先生もいます。複雑な思いです。
私自身、多くの人に育てて頂いて、チャンスを沢山頂いて、今に至っています。
私がアニキと呼ぶ方々、日本中の仲間達、今の病院の仲間達、神様とあがめるインターベンション魔神の先生方、コメディカルの仲間達、ディーラー・メーカーの仲間達…沢山の方々が、私をここまで連れてきてくださいました。モノも良くわかっていなかった、手技もたいした事もなかった、英語もできなかった…それを引っ張ってくださった、後押ししてくださった皆様には、本当に感謝しております。
逆に、もう身動きできないほど、皆様方にはめられているのかもしれませんが…インターベンションやっていなかったら、もっと良い世界で楽しい思いをしていたかもしれないと幻想を抱く日もあります。でも、まぁ、今さら逃げられません。
皆様方に感謝しつつ、まだまだ、チャンスを頂いてばかりの私ですが、それでも、ちょっとだけ後輩達にチャンスを与える事ができる様にも成ってきました。ですからこれからも、私たちの歩いている路を追ってくる若い先生方を導く仕事に力を入れたいと思っています。当院の先生だけではなく、日本中、世界中の我々に同意してくれる先生方に何かを提供したいのです。
「人」によってねじ曲げられる人生もありますが、「人」によって良い方向に導かれる人生もあると思っています。小さなチャンスを有効に使える方々に提供できるようなおじさんになりたいなぁと思いながら、自分は何をすべきか悩んでいます。

個人としても、まだまだやる事が沢山あります。
もうちょっと論文としてまとめなければいけないモノもあります…あの技もちゃんと確立させなければいけない、この技もちゃんと名前をつけて皆様にご披露したいと思っている...なにより、もっともっと基本手技も上達したいです…そういえば、あのデバイスもどうなったんだろう?某メーカーさんと相談しなければいけない…SCJの世界征服計画も進めなければいけない…。来年の某ライブの企画も頼まれています。学会のお手伝いもしないといけません。やること沢山あります。
もちろん、目の前に仕事を地味にこなすのがメインです。地方田舎公務員病院循環器科部長としても、沢山の仕事が山積みです。依頼原稿たまっています。来年早々からのプレゼンテーション、全然手つかずです。学会〆切りわかっているのですが、気にしないふりをしています。
頑張らなければいけませんよね!

あーあ、何を書いているか良くわからなくなりました。
とにかく、忙しく、まとまりつかず、2010年終わろうとしています。
今年もお世話になりました。
皆様、良いお年をお迎えください!

2010年12月30日木曜日

12月30日

今日はよく晴れた良い天気でした。

朝は、昨日の患者様家族への説明など予定されていた仕事が入っていました。
病棟のカルテ・チェックをして、患者様の回診、診察と、若い先生への指導もしました。

今日は平和に終わるかなぁと思っていると、夕方、呼ばれました。
休日なのに、みんな集合が早いです!
サクサクとカテは終了!

 みなさま、お疲れ様でした。
(画像は、個人情報が特定できないように、加工しております)
ICUでは、三浦先生が重症患者様を治療しておりました。
某救命センターにお断りされたということで、ずいぶん遠くから救急車で搬送されていらっしゃいました患者様です。
適切な処置、指示、治療でずいぶん良い感じでした。
遠くからの患者様が良くなってくれるのは本当に嬉しい事です。
私が平和かなぁと思っていた最中も、三浦先生もりゅーどー先生も金城先生も頑張っていたようです。お疲れ様でした。

2010年12月29日水曜日

日直

今日も青森は雪です。

御用納めが済んだとはいえ、私は日直です。

日直事態は、若い先生方が頑張ってくれたので私の出番は少なかったです。有り難いです。
そのかわり、当科の病棟や、全然違う病棟の急変をみたりしていました。
他科の急変、本当はICU当直の先生が診るはずなのですが、その先生から「よろしくね」と電話があっただけでした。本人は姿表さずです。まぁ、いいんですけど。(笑)

中庭の景色です。中庭は、結構暖かいのでそんなに雪は積もりません。でも、木々には雪囲いがかかっています。

天気は曇り・雪という一日でした。



もちろん、重症もいらっしゃいます。いろいろ頑張りまして、なんだかんだと夜になってしまいました。
帰りましょ!
今日も皆様、お疲れ様でした。
あー、おなかがすいた!

2010年12月28日火曜日

御用納め

12月28日、お役所病院である当院は御用納めです。
心カテは朝から順調に流れていきます。いい事です!
...私は公務員中間管理職のお仕事を朝からずーっと続けています。しゃべりっぱなしです。頭をさげっぱなしです。あちこちからの依頼、命令、要望、処理などなど...風邪をひいている喉には辛い時間です。
 ちょっとした時間にカテ室にいきます。
カテ終了後の、會田先生と研修医の中﨑先生のディスカッションをきいて、いい感じだなぁと思いました。
2ヶ月間の研修を終えて、彼らが少しだけでも成長してくれたのではないかなぁと思っています。

合間に患者様へのムンテラ...と思ったら、また中間管理職業務で呼び出されです。あーあ。
今年はこのカテ室の更新がありまして、随分変わったように思います。しかし、時間がたつと、一年たっていないどころか随分慣れ親しんだ機械の様にも思えてきます。不思議なモノです。

あら?せっかくカテ室にまた来たのに、私は治療とは別な事で呼ばれました。行ってきます!喉が痛くなります。頭も痛くなります。

午後も判断が難しいPCIです。遅れてきました。すみません。
會田先生が術者で、いい感じで処理できまして、今年最後の待機的なインターベンションは終了です。

夕方からは、病棟で看護師さんたちの主催で、ちょっとした納会です。ジュースとお茶の会ですけど、来年の抱負を順番に話したり、楽しい話で笑ったり、ある先生の意外な話を聞いてみたり、もしかすると来年はめでたい話があるかもしれない予感がしたり...楽しい時間を過ごさせて頂きました。
みなさま、お疲れ様でした。

その後は学会の準備委員会(?)とかありまして、来年の方向性を決めて無事終了いたしました。
医局の部屋に戻ると、また書類が山盛りあります。

あ!また印鑑おして回す書類だ!でも、今日で御用納めだから、今から印鑑ついても、年内には全部の部署には回らないですよね...。すみません、遅くなってしまいまして。

あらあら、凄い数のメールです。お返事をするだけでも随分時間がかかりそうです。でも、今日の仕事をやってしまわないと、明日はまた日直ですので、無理です。
そういえば、依頼原稿も年明け早々に出さなければいけないモノもありますし、帰ったら家の前の雪かきもしないといけないし、そうそう!年賀状も書かないと!
年末は大忙しです。
明日の日直も含めまして、まだ、私の御用納めはできないようです。

2010年12月27日月曜日

雪の朝の呼び出し

空がうっすら明るくなる頃、緊急カテの呼び出しです。
路面はツルツル! 安全に努めながらも、急いで病院まで移動です。

さて、なかなか難しい病状でした。
判断も難しく、悩ましいところです。
ふだんは、余程でないと緊急症例に手を出す事も無くなってきました私ですが、しかし、今回ばかりはちょっと手を出させて頂きました。(今日の症例も、何らかの症例検討会でディスカッションさせて頂きたいと思います。)

結果は非常にうまくインターベンションができました。
速やかな管理に移行できまして、あとは内科の腕の見せ所です。若い先生方の活躍に期待しております。

丹野部長の分析で、今年はAMIよりはUAPとかACSと呼ばれる緊急が多いようです。しかし、単純な病変は少なく、なかなか判断や治療に難渋する事も多いという事でした。

今日も寒い夜です。早く帰って休みましょう!急患がまた来るかもしれません。
今年も、通常のお仕事はあと一日となりました。
平穏に過ごしたいですね。

2010年12月24日金曜日

メリークリスマス!

今日はクリスマスイブです。
いいオジサンになった私には、ドキドキするものはありません。寂しい限りです。(笑)

私たちのクリスマスイブは、多くの外来患者様、他科からの賴診や他院より急患紹介と緊急のインターベンションで一日終わりました。
皆様お疲れさまでした。
外来係の私も外来から、上に行ったり下に行ったり、ICUに行ったり、カテ室に行ったり、救急部にいったり...そして外来に戻ったり....お昼ごはんは3時過ぎにカップラーメンを食べました。
変えるときは外は雪です。
(ここも駐車場です。スキー場ではありません!)
病棟はまだまだ電気がついておりました。
クリスマスも、入院患者様はいらっしゃいますし、急患の方々もたくさんいらっしゃいます。
青森はこれから厳しい季節になります。

世間はクリスマス。
私は、書類整理や、データや造影の見直しと学会準備などを頑張っています。
あーあ、そんなことを書いていると、国内外のライブや研究会、学会からのお仕事依頼のメールが入ってきました。
私だけではなく、皆様を巻き込んでのお仕事になりますので、皆様方、よろしくお願い致します。
....しかし、来月のシンガポールライブですが、今日になって、あれよあれよとdutyがバンバン増えていくのはなぜ?私へのクリスマスプレゼント?(笑)

まぁ、そんなわけでメリークリスマス!

2010年12月23日木曜日

書類

 公務員はたくさんの書類整理が必要です。

これはシンガポールライブの書類です。
オペレーターを仰せつかったのですが、その申請に大変な書類が必要なんです。
英語で書かれているのですぐにヘタレてしまいます。

 公務員らしい、こんなモノも回ってきます。
こうして印鑑を押すんですよ!
(赤いところは押されたハンコです)
いいでしょ!(笑)


その他、たくさんの書類を作成、捺印、記載などしなければいけません。
それなりに大変です。
コンピュータと書類にばかり目をとおしていると、目が悪くなります。ショボショボです。疲れます。
書類、全然得意ではないのですが、でも、仕事なのでやります。
こんなもんです、日々の私の仕事は。

2010年12月19日日曜日

Slender 01

とうとう、Slender 01が終焉の時を迎えることになってしまいました。
おもえば、このワイヤーがあったからこそ、Ikazuchi 10もできました。そして、5Fr de KBTができたのです。Slenderの歴史が変わりました。
Slender 01があったからこそ、eel 10もできました。そこから、舛谷先生のMicro Channnel理論による細く柔らかい親水性コートGWによるCTO治療が確立され、世界に広がりました。CTOの歴史が変わりました。そして、そこから発展してWizardもできました。
もちろん、他社の10 wireにも大きな影響を及ぼしたと私は思っています。
開発時のメンバーは、ほとんどもう日本ライフラインさんには居らっしゃらないとおもいますが、皆様には本当に感謝しております。無名の田舎のアンちゃんが、細い変なワイヤーの制作依頼をしたんですよ!それに乗ってくださるなんて、本当に冒険です!また、その際にワイヤー作りをゼロから教えていただいまして、それが今の私のモノづくりの基礎ともなっております。ありがとうございます。そして、Slenderなんて、お下品な名前も付けてくださいまして(登録商標になっているらしいですけど)、嬉しい限りでございます。
制作に2年以上かけました。瞬間的にボツになったモノも含めて、プロトタイプもずいぶんつくって頂きました。Magic 10もプロトであったのですが、今の私は多分使うことが出来るかもしれませんが、当時の下手クソだった小僧は使い切ることができずにダメ出しをしてしまいました。もったい無いことをしました。
今でも、Slender 01は、バランスがまぁまぁ良い、いいワイヤーだと思っています。本管に丁寧に入れていくワイヤーとしては普通に使用できるワイヤーです。
しかし、ぶっちゃけ、売れていないんです。(笑)
Slender 01を発売するか決めるときに、条件として1ヶ月に30本の売上がなければダメと条件を出されました。みんなに電話やメールでお願いしたことを覚えています。私が10本使って、舛谷先生、松陰先生に5本づつお願いして、あと10本どうしようかなぁ….なんて時代でした。
今は、10wireの代表はeel 10です。eelで完結してしまうことも少なくないです。残念ながら私達自身も月に10本なんて数字は全然無理な時代になってしまいました。5Fr de IVUSもvolcanoやTerumo IVUSで0.014"GWで済んでしまいます。わざわざSlender 01を使用する必要もないのです。
そんなわけで、製造中止になってから、それでも日本中から在庫をかき集め、私たちはチマチマ使っていました。


そして、最後の一本をライフラインの方が記念にということで、このように額縁を作って持ってきてくだったのです。ちゃんと中身もサンプルとして入っていますよ!
裏には多くの寄せ書も頂きました。ありがとうございます。
ちょっと寂しい、Slender 01の最期であります。時代を切り開いたデバイスが終わるのは辛いです。でも、まだまだ10 systemは終わったわけではありません!eel 10の活躍や、Ika 10 Hyper含めて、もっともっといい所を出していきたいと思っています。

Slender 01と関係者の皆様、発売から約7年間、制作から約10年間、本当にありがとうございました。

2010年12月17日金曜日

吹雪の呼び出し

吹雪の真夜中に「心カテ集合!」という丹野部長よりの電話がありました。
寒いけど駆けつけました!

運転が辛く、タクシーを使わなかった事にちょっと後悔しました。

判断に難しい症例です。
しかし、いい判断といいインタベで乗り切りました。
大活躍です。
丹野部長に拍手!
(これはいつか症例検討会などで発表しましょう)

帰りはもっと寒く、雪も積もり...ガタガタ、ブルブルです。

当然、本日は通常勤務です。
外来と書類と事務仕事に翻弄される一日でした。

ああっ!もうこんな時間!
今日は研究会なのでこれで失礼!
お疲れ様でした!