2008年11月30日日曜日

ペリ用ワイヤー

ペリフェラルの世界も広がってきまして、専用のガイドワイヤーも最近色々出てきております。慣れ親しんだ冠動脈用と殆ど同じものは嬉しいです。

しかし、名前が解りにくい。
我々の中では「たごさく」と呼ばれているワイヤーがあります。
本名は「あごさる」(初めて聞いたときに「たごさく」と聞こえたのでそのように呼ばれます)
agosalってどんな意味?「顎猿」?なんだこれ?
素直にRinato-Pとかつけれなかったのかな?

このワイヤーも解らない。
意味は「軸」でわかるけど、素直に、GrandSlam-longとかつけられなかったのかな?
選択肢が増えるのは良いのですが、ネーミングで混乱を招きます。
物覚えが悪くなってきたオジサンにはよろしくないですね。
使い勝手が良いのは(なじんでいる物と同じなのは)嬉しいですが、名前も大切だと思いますので、各メーカーさん、ご配慮願います。

2008年11月29日土曜日

第75回北海道シネアンジオ研究会

平成20年11月29日 札幌にて第75回北海道シネアンジオ研究会が開催されました。
会場の札幌市教育文化会館です
外科も内科も一緒にディスカッションする研究会です。
北海道大野病院の佐藤俊也先生にお声をかけていただきまして、私は「Slender PCI」のタイトルで講演をさせていただきました。

Slender PCI自体はすでに何度か北海道にて講演させていただいておりますので、「Slender PCI up to date」として発表させていただきました。
現在の5Frの状況、eelを使用したCTOへのPCIのお話、4Fr GCについて、裸の王様テクニック、3Fr ultra long sheathに関して....そんな話をさせていただきました。
沢山のご質問を頂きました。ありがとうございました。
終了後に”第14回北海道コンプレックスインターベンション研究会”へ参加させていただきました。
合併症に関してのお話を中心に、宮崎市群医師会病院の柴田剛徳先生が特別講演をされておりました。コメンテーターは、倉敷中央病院の光藤先生でした。

札幌はイルミネーションが綺麗でした。

札幌にもシジミラーメンありました。
おいしかったです。
皆様、ありがとうございました。
札幌は楽しいです。

2008年11月28日金曜日

お好み牛玉丼


青森には私の好きな「松屋」がありません。
「吉野家」はありますが、ちょっと遠くにあるか、駅前で駐車場の不便な場所にあります。
「すき屋」は帰り道にあるので時々利用します。
最近のメニューではこの”お好み牛玉丼”がお勧めです。
しかし、夜中に食べると思いっきり胃にもたれます。歳を取ってしまった自分が悲しいです。

2008年11月27日木曜日

宮城県立循環器呼吸器センター

今日は、宮城県立循環器呼吸器センターにおじゃまいたしまして、ペリの治療を行いました。
綺麗ないい感じの病院です。
私の古巣の青森厚生病院を彷彿させる建物で、ひとめで好きになりました!
三引義明先生よりお声をかけていただきましての治療です。
新築の広いカテ室は新しいシネ装置が非常に良いコンディションで稼働しております。
感動するほどよく動く看護師さん達に支えられての治療環境は羨ましい限りです。
また、積極的によい画像を提供してくださる放射線技師さんにも感謝です。
当院のエコー技師田嶋とともにエコーガイドCTOの2例を含めまして合計3症例をやらせていただきました。全症例無事にうまく治療をすることができました。
細いワイヤーでたいしたサポートもなく、良いところを見つけてクリクリ進むところに”Slender魂”を発揮したつもりです。
後半のCTOでは、サポートカテが滑ってしまうので、トランジットも抜いてベアワイヤーでクリクリズンズンです。いかがでしょう?!
....えっ?こんなところでそんなつまらない根性は出さなくてよい?別にそういうつもりではなかったのですが結果的にこんな手技ということです。
記念写真です。
終了後にミニレクチャーをさせていただきました。
病院の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
また、機会がございましたら宜しくお願い申し上げます。
どこでも出張カテいたします!

2008年11月26日水曜日

JAL機内誌


JALの機内誌に「つばさよつばさ」という浅田次郎さんの連載があります。
今回は、狭心症の治療をされたお話でした。PCIを受けたようです。
自分たちはやる側にたって、その目で物をみていくので、なかなか解らない点があることを改めて解りました。
機会ありましたら、皆様も読んでみて下さい。

2008年11月25日火曜日

京都PCI研究会(Kyoto Advanced interventional Conference)

11月25日、京都にて京都PCI研究会(仮称)が開催されました。
すみません、仮称というのは、本日の研究会の幹事会で正式に命名される新しい研究会という事です。Kyoto Advanced Interventional Conferenceという名前になったと思います。(間違っていたらごめんなさい)
TRA-netなどでお世話になっている、京都第一日赤病院の岡田先生にお声をかけていただいてはるばる京都まできました。
本日は、JACCT総会が京都にて行われているのですが、演題を出しておりませんし先日までの指導医講習会などもあったので、そちらには参加しておりません。
しかし、SCJのスパイからの報告メールは入っております(笑)
さて、京都に着いてすぐに京都第一日赤病院へ乱入しまして、岡田先生の手技を見させていただきました。
そのあとは、すっかり夜になってしまいまして研究会のスタートです。
いつもの「Slender PCI」を古都の先生方に発表させていただきました。
沢山のご質問もいただきました。
懇親会にても多くの先生方と楽しくお話しさせていただきました。

京都の先生方は、積極的に新しい内容を取り入れようとする気持ちにあふれていてとても嬉しかったです。また、本質的な所を思いっきりご指摘いただけるところも、私の発表内容はおもしろおかしくやっていますが、実は基本技の組み合わせであることなどをご理解いただいたということで、これまた嬉しい事でした。

皆様、本当にありがとうございました。

2008年11月23日日曜日

臨床研修指導医講習会2日目

今日も臨床研修指導医講習会でした。
またもや、なじみのない言葉が沢山あって、辛い時間でした。

指導医向けの講習ですが、まるで我々が出来の悪い研修医になって教えてもらっているようでした。
それを気がつかせないような、スタッフ("タスク"と呼ばれる皆様=我々に教えてくださる先生方)とその内容や持って行き方が凄いです!
前もって資料を渡して予習をさせるような事をせずに、全く解らないようなテスト問題を最初に与えて無知を自覚させ、体を動かせて学ばせるというワークショップ形式の勉強法は頭が下がります。素晴らしいです!これは何かの折に使える技ですね!

KJ法とか、コーチングという手法とか、興味深い内容も沢山ありました。
研修医の指導にというより、人生に役に立ちそうです。

同程度の人間(偉い先生もいらしたので失礼!)が10名弱で一つのグループを作り、平等な意見を出し合うような状況は、これからどのくらいあるのか解りません。しかも、その中での決定事項は、なんのしがらみも無く、資産を生み出すことも無く、遺恨を残すことも無い。小学生の学級会の様な楽しい時間でありました。(しかし....私は、学級会は好きではない子供でありました)
この歳になって貴重な体験をいたしました。

しかし、長い時間をこのような事をやっていると、つい地がでるのも面白い所です。
日頃きっと命令形の内容ばかりでやっているのだろうなぁと思われる先生、日頃から消極的な先生、とりあえずやっつけ仕事は悩まず終わらせようと思う先生、地味に下働きをして作業を円滑にする先生、口調はおとなしいが非常に気が短い先生、....これは私のグループの話ではなく他のグループも見てそのように思ったので、あしからず。

幾つか、印象に残ったスタッフの方々の発言がありました。
まずは、現在の研修医制度で来年医師になる学生さんが「よい研修先で学びたい。良い指導医について学びたい。指導医の待遇が不足で指導が満足にできないというのであれば、研修医の給料を下げて指導医に手当を上乗せしても良いと思っている。」とおっしゃってました。素晴らしく、嬉しい言葉でした。当科にも研修にいらした学生さんなので嬉しさ倍増でした。
やはり教育は宝物です。受ける方も、与える方も宝物です。宝物とはその価値をわかる人にだけ存在するもので、解らない人には宝石はただの石ころです。彼女が良い環境で立派な医師になることを祈念いたします。

つぎに、東京で研修の募集人数が10人だけど応募が300人という有名施設の先生のお言葉。
「地方病院に募集が少ないのは、その病院の指導医にも問題がある。学生は、今のシステムに不満を言っている地方の病院よりも、今のシステム内でうまくできる指導医が沢山居る病院に応募する」とおっしゃっていました。
(私は解らないのですが)今の研修システムが都会の施設が充実している大きな病院を考えて作成されたものだとすると、それを活かせるよい病院に研修医が集まるのは当然で、地方がダメになるのは当然だということです。当たり前の事をつべこべ言うのはおかしいと言うことでしょう。
確かに、ブーブー言っていないで、今の現状で何とかなるものをどうにかするのが賢明だという事です。田舎でいじけていても法律が変わるわけでも無いですし、ブーブー言うだけの医者が集まっている待遇が悪そうな病院に、賢い学生が研修するわけでも無いです。
所詮、弱者の病院には良いようにならないこの現在の研修システムですが、我々はボチボチ頑張りましょう。
私自身は、「自分の科は最高でここに来れば人生バラ色!」と言うことにしております。
決してだましているワケではないですよ!学生さん、研修医の皆様どうぞ、いらしてくださいね!

無事に修了証書をいただきました。
ありがとうございました。

2008年11月22日土曜日

臨床研修指導医講習会

研修医を指導する、指導医の為の講習会です。

本日は朝9時から夜8時30分まで缶詰で青森市の某ホテルにて行われました。

WORKSHOP形式です。


最初に、自分の学習の想い出を絵にして、皆さんの前に立ってさらします。

何かのセミナーでもよくやる、恥を忘れる為の作業というか、いろいろな垣根を取り払うためのセレモニーをしました。


その後は、研修指導のための専門用語を沢山覚えながら、沢山の作業をします。

青森県各地より集まった先生方が4グループに分かれて、プログラムを組み立てていくのです。

絵を描いたり、模造紙に書いたり....

私にとって慣れない仕事は難しく、ちょっと辛いかな?

明日も朝早くから一日いっぱいあります。

頑張ります。

ラクロスNSE


決してCuttingをするバルーンではないのだそうです。偶然Cutting効果が得られるかもしれないようです。
3.0mm以下は5FrGCに入って回収できるというお話ですが、もちろん、6Fr以上がメーカー保障ですので、5Fr GCでの使用はoff Label useです。
みなさま、気をつけてください!
心筋梗塞にステント挿入も off label useです。側枝のある場所にステントを挿入もダメです。当然LMTのステントなんて論外!off label useには気をつけてください。訴えられたら負けます。(笑)
本当に、3.5mmは行きはよいよい帰りは抜けないというお話ですのでご注意下さい。

2008年11月21日金曜日

青森心疾患学術講演会

平成20年11月20日、青森心疾患学術講演会が開催されました。
小倉記念病院の横井宏佳先生をお招きして、「心血管イベント抑制 のための薬物療法」とし御講演を頂きました。
「健康で長生き」をキーワードにインターベンションから薬物療法、かかりつけ医との連携まで沢山のことを教えていただきました。
出席した先生方もよろこんでおりました。
ひどい天気の中、青森まで本当にありがとうございました。

2008年11月20日木曜日

津軽の朝


昨日から降り続いた雪で今朝はひどい状況です。
また、津軽にも冬が来るんですね...。
先日の沖縄が、ますます夢のようで...ああぁ。

病診連携症例検討会


市内開業医の先生方とコミュニケーションを行うための、症例検討会を定期的に開催させていただいております。
今回は我々のスムースにいかなかった症例を中心に発表させていただきました。
また、循環器センター長の藤野先生より脂質管理に関して。LDL/HDLに関してなど含めましてレクチャーをしていただきました。
お足元の悪い中、ありがとうございました。

2008年11月19日水曜日

自分では気に入っているのですが、「どうにかならないですかねぇ?」と苦情が来ましたので解説をします。
このblogの右側に侍がいます。
触るとおこって反撃します。
水攻めをしたり、火矢を放ったり、銃で撃ったり、大筒で撃ったり....。
炎を青くして、着られるタイミングでクリックすると別な世界にいけます。
うるさがらないで遊んでみてください。

青森は雪の季節になりました。
今日は外の病院でお仕事をしました。
寒いですよ!

2008年11月18日火曜日

イラストレーターよりのお礼

いつものSCJのイラストは、プロではなく、当院の看護師さんが描いてくれています。今回は、いつものお礼も兼ねて、しかし、お仕事をしていただくためにSCJ in OKINAWAに参加していただきました。
皆様へのご挨拶と原画展をやっていただきました。
多くの方が、「めがねかけたオタクっぽいオッさんが絵を描いている」を想像していたらしいですが全然違います!(笑)
イラストレーターらしいお礼状がとどいておりましたので、皆様にご披露いたします。
今後ともイラストを宜しくお願いいたします。

2008年11月17日月曜日

SCJ in 沖縄

Slender Club Japan in OKINAWAが開催されました。
本編は、私のHome Pageの本家「5Frの日々」にて掲載しました。
写真が多くてgmailには掲載しきれなかった事と、ある先生から「Home Pageは捨てたの?」と聞かれた事にて、今回はそうしました。
今までで最高の参加人数と最高の内容でありました。
御参加いただいた皆様、何より今回の代表世話人の嘉数朗先生、ありがとうございました。

空いた時間にちょっとだけ観光しました。
沖縄の辛い過去も見ました。
沖縄の美しく楽しい現在も見ました。
沖縄のおいしいものも食べました。

沖縄、やはり素敵なところです。

2008年11月13日木曜日

モザイク


私の知り合いのKMさんはいい人です。
いつもお仕事もプライベートでも色々助けてくださいます。楽しい話題も満載で飽きることのない良い男です。
私のblogやHome Pageにご希望が有れば目線やモザイクをかけて皆様の写真を掲載しておりますが、KMさんは普通の目線や普通のモザイクは嫌だと言います。
では、どんな?と聞いたところ、顔以外の、周りをモザイクにして掲載して欲しいとのこと。
難しい注文に、ちょっと挑戦して画像を作ってみたところOKがでました。

さて、彼は何をしているところでしょうか?
正解をズバリ当てたら....豪華賞品!
ヒント1は彼の持っているモノに注目。
ヒント2は「○○○○ズ」です。
並外れた彼の思考には感激です!

2008年11月12日水曜日

アンギオスカルプ


5Fr heartRailに0.014GWで3.0mmは問題なく通過します。
造影も問題ないと思います。
POBAよりも綺麗な仕上がりになるかな?
メーカーさんのパッケージには6Fr compatibleとありますので、全く推奨するものではありません。3.5mmは5Frで入るかどうかは解りません。

2008年11月10日月曜日

やっと脱稿

今日までの依頼原稿をやっと脱稿しました。
メールで送れたものは良いのですが、容量が大きすぎてメールで送れないものはこれから郵便局へ行って送ります。はぁ-----っ。
明日からは、週末のSCJ in OKINAWAのプレゼンを作成します。

最近、研究室の私の癒しグッズが変わりました。
以前はこれ。

最近はこれ。
先っちょが暖かくて気持ちいいんです。

今日は久しぶりに華道部の活動もしましたので、少々大変な一日でした。

2008年11月8日土曜日

第18回東北心臓血管外科手術手技研究会

2008年11月8日、仙台プラザホテルにて「第18回東北心臓血管外科手術手技研究会」が開催されました。


私は、いつものように「当科に於ける閉塞性動脈硬化症への取り組み」を話させていただきました。

私はヘタレなので、自分たちだけではこんな大きな病気にはなかなか勝てないので、内科も外科も皮膚科もみんな仲良くやって病気と戦いますという内容でした。

バスキュラーラボを作らないのか?という御質問には苦しくなりました。

田舎の公立病院ですが、なかなかフットワークの重いシステムでして、新しい部門を作るにはなかなか大変である恥ずかしい事実をさらしてしまいました。



仙台厚生病院の井上先生は「仙台厚生病院におけるEVTの増やし方」というタイトルで様々な治療をご紹介されておりました。

院内からはじめ各医師会への啓蒙から始まり、沢山の機材とレーザーなどの最新システムを駆使してインターベンションを行い、リハビリテーションから形成外科までのご紹介を頂きました。検査技師さんへのフィードバックも大切だというお言葉が印象的でした。

座長の、総合南東北病院の緑川先生のスムースな段取りに順調に会は進行します。


金沢医療センターの心臓外科川上先生の御講演は、外科治療に関してです。

ステントも使用したインターベンションの併用で良い成績を収めているようです。


後半は大動脈に対するハイブリッド治療ということでステントを導入した治療経験をご発表されておりました。


まだまだ完璧な答えがないと思います、血管治療の分野です。

もっともっと勉強をしたいと思います。